【あるある】上京して驚いた、関東と関西の違い10選
日本各地では、その土地によって方言や料理の味付けが異なったり、地域ならではの文化がありますよね。
エスカレーターを例にあげると、関東と関西で立つ位置が異なり、「東京では左側」「大阪では右側」に立つのが一般的です。
ほかにも「お餅の形」や「中華まんの呼び方」など、さまざまな違いがありますが、上京者のなかには東西でまったく異なる文化に驚いた経験もあるのではないでしょうか。
そこで今回は関西と関東で違う「あるある」をピックアップしてご紹介しましょう。
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1. たまごサンド
最初は「たまごサンド(卵サンドイッチ)」について。コンビニはもちろん、専門店も点在するなど人気のサンドイッチのひとつですが、実は東西で特徴が異なります。
関東で生まれ育った筆者からすると、たまごサンドといえば、ゆで卵を細かくしてマヨネーズや塩などで味付けした柔らかい食べ物を真っ先に思い浮かべます。
サンドするパンは焼かずに、具材の卵も外のパンも、ふわふわの食感が特徴的です。場合によってはレタスを挟んだり、キュウリを挟んだりもしますが、卵だけでもたまごサンドは成立します。
関東出身の筆者としては、このたまごサンドは全国で共通する特徴なのかと思っていました。
しかし、おかべたかし著『くらべる東西』(東京書籍)によると、関西では異なるたまごサンドが見られるといいます。実際には関西でも、上述したようなたまごサンドと、関西特有のたまごサンドが共存しているとの話ですが。
関西のたまごサンドの特徴は、オムレツやだし巻き卵をサンドします。パンもトーストする場合があるそう。
特にだし巻き卵を焼いた食パンで挟むスタイルは、『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW(現・秘密のケンミンSHOW 極)』などのテレビ番組でも紹介されているので、実は関西風の定番ともいえるかもしれません。
だし巻き卵などを挟む関西のたまごサンドづくりに不可欠な調理器具は、もちろん「玉子焼き器」です。この玉子焼き器も実は、関東と関西で違います。
現在でこそ料理番組などの影響で、全国的に長方形が主流になっているそうですが、もともと関東では正方形、関西では長方形が主流でした。
関西風の長方形の玉子焼き器は、自然に卵を巻く回数が増えます。その分だけ層も増え、中に空気が入るので、柔らかさも増します。
関西風の分厚くてふわふわしたタマゴサンドが生まれた背景には、こうした柔らかい卵焼きをつくれる調理器具の存在もあったのかもしれませんね。